機械システム工学科 学びの特色:3. 「三つ能」を習得する学問
Back: 2. モノづくりの「三つの能」
理学・工学・情報科学により「三つの能」を実現する
モノづくりにおいて性能、技能、知能の「三つの能」を実現するために必要な学問とはなんでしょうか?
- 性能を把握する-理学(数学、物理学、・・・)
- 技能を付与する-工学(機械工学、システム制御工学、・・・)
- 知能を組み込む-情報科学(プログラミング、アルゴリズム、・・・)
モノづくりでは、まず作成する製品の「性能を把握する」ことが何よりも重要です。数学、物理学などの理学を学ぶことで、適切な調査・分析が出来るようになります。
引き続いて、製品を高性能化する、すなわち製品に「技能を付与」しなくてはいけません。機械工学、システム制御工学などの工学を身につけることで、効率の良い機械の設計と動作が可能となります。
最後に、目的とする作業を機械に実行させるためには「知能を組み込む」ことが必要不可欠であり、プログラミング、アルゴリズムといった情報科学を駆使することで、適切な状況判断ができるようになります。
系統だったカリキュラムの完備
機械システム工学科では、「三つの能」に欠かせない理学・工学・情報科学を効率的に身につけるため、大きく分けて「三つの学び」による系統だったカリキュラムに取り組むことになります。
- システム制御工学による横断的な学び
- 3年次に早期配属される研究室での「PBLモノづくり」による学問の実践
- 副専攻制で、他分野を融合したより高度な機械システム工学を習得
以降では、上から順にこの「三つの学び」について説明していきます。