特色
南山大学 理工学部
情報技術の、その先へ。
情報化、数理化、知能化が進む現在の理工学では、分野を問わず情報技術が必須です。 2021年に改組した南山大学理工学部では、すべての学生がまず基盤的情報技術を身につけ、その上でソフトウェア工学、データサイエンス、電子情報工学、機械システム工学の専門技術を学びます。さらに学生は、自らの主専攻分野に加えて副専攻を1つ選ぶことで、情報技術の先にある技術統合能力と独自の技術創造能力を習得。進化し続ける技術社会をリードする力を身につけます。
学部長からのメッセ ージ
4学科の情報技術を相乗的に学び、情報技術のその先へ
南山大学理工学部は、2021年4月に改組再編し、4学科構成となりました。新理工学部の特徴は、所属する学科の情報技術に加え、その先にある技術統合能力と技術創造能力を高められることです。そのために、副専攻制などの、4学科の情報技術を相乗的に学ぶカリキュラムや、3年次からの2年間に研究室に所属して、教員の近くで特定のテーマを深く研究するしくみを取入れています。みなさんも私たちと一緒に、情報技術のその先を経験してみませんか。
学びの特徴
主専攻×副専攻の学びで、技術者としての未来を広げる。
情報技術は成長し、変化を続ける若い技術。1つの専門だけでなく、複数の専門を持つことで、これまでにないアイデアや応用が見つかります。そこで理工学部では、自分の所属学科である主専攻に加えて、それ以外の学科を1つ副専攻として選ぶ副専攻制を導入。異なる専門領域の双方に関するスペシャリストを育成します。異なる分野を掛け合わせて相乗効果を生み出し、さらには融合させるなど、技術者としての未来が広がります。
ソフトウェア工学 × 電子情報工学
家電や自動車などあらゆるモノがインターネットにつながる時代。それらのモノを有効かつ安全に活用できるソフトウェア技術者が求められています。ソフトウェア工学と電子情報工学を相乗的に学ぶことで、特徴の異なる電子機器を扱うシステムの開発や、ネットワークセキュリティを考慮した高信頼ソフトウェア開発などの応用力が身につきます。
電子情報工学 × データサイエンス
電子情報工学は、様々なセンサから得られたデータが情報網を介して伝送・蓄積されるすべてのプロセスを支えています。そして大量のデータから社会に役立つエッセンスを抽出するには、データサイエンスの力が必要です。データを生み出す学問とデータを知恵に昇華する学問が両輪となり、社会にイノベーションをもたらします。
データサイエンス × 機械システム工学
自動車の自動運転やスマートロボットなど、 知 的 な 機械システム開発は機械システム工学の最前線です。一方、データサイエンスで学ぶ最適化や統計学は、機械学習や制御理論の基盤。2 つ の 分 野を 学 ぶことで、認識・判断・制御を自動で行う機械システムを実現するための理論的基盤と応用技術の両方を習得できます。
機械システム工学 × ソフトウェア工学
自動車や家電製品には多くのコンピュータが搭載され、組込みシステムとしてソフトウェアで制御されています。その設計には、ハードウェアの側面と、ソフトウェアの側面の両方の理解が必要。機 械システム工 学とソフト
ウェア工学を学ぶことで,ハードウェアとソフトウェアを協調させた高度なシステムを設計する力が身につきます。
※ ここに示したのは主専攻と副専攻の組合せの例です。このほかにも、すべての組合せが可能です。
恵まれた環境で送る充実した4年間
恵まれた情報環境
理工学部の学生は1年次4月から最新のノートPCを貸与され、日々のレポート作成や調査、研究に活用できます。また理工学部の学びの中心となるS棟は2015年竣工で、設備が充実しています。さらに研究室配属後は研究室内の情報ネットワークに個人所有の情報機器からもアクセス可能。学生の学びたい気持ちをサポートしています。
3年次4月から研究室に配属
多くの大学では4年次から研究室に配属されますが、理工学部では3年次の4月から配属されます。研究室では専門を同じくする仲間たちとともに教員から研究指導を受けます。早くから専門技術に触れることで4年次の卒業研究もスムーズにスタートでき、より充実した研究を進めることが可能になります。
充実のプログラミング教育
理工学の学びでは必須のプログラミング。理工学部では1年次のプログラミング基礎・応用の授業において、実習を交え丁寧な指導を受けます。さらに2年次には主専攻・副専攻の専門技術に焦点をあてたプログラミングも学修。基礎から応用まで無理なく学び、プログラミングを活用した専門研究を行う力を身につけます。
第一線の研究者から学ぶ
理工学部の教員はいずれも第一線の研究者。科学研究費補助金の助成を受ける教員も多く、最新の研究に取り組んでいます。そんな刺激的な環境で学ぶことで、学生にも新しい知識を生み出す力が身につきます。また企業との共同研究を行う教員も多くおり、日々の研究が社会で活用される様子を実感できることでしょう。