タイトル

南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター オープン・リサーチ・センター
「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」
2011年度第3回公開研究会

 内容

南山大学数理情報研究科・数理情報研究センターでは、文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」として、研究プロジェクト「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」を行っています。その2011年度第3回公開研究会を以下のとおり開催いたします。研究者、実務家の方々の参加をお待ちしています。

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■日時:2011年9月17日(土)14:30〜17:40
■場所:南山大学名古屋キャンパスB22教室
     〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18
     Phone/052-832-3111(代表)
     地図は以下のWEBページをご覧ください。
     http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html#01
■問い合わせ先:南山大学数理情報研究センター
〒489-0863
瀬戸市せいれい町27番地
Phone/0561-89-2081
E-mail/suuri-common@nanzan-u.ac.jp
■主催:南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター
     オープン・リサーチ・センター
  共催:南山学会
■プログラム
<14:30−14:40>
文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」、「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」研究プロジェクトについて 
研究プロジェクト代表者 伏見 正則氏(南山大学客員教授)

<14:40−16:00>
「貨物列車の運行と運用計画」
尾崎 尚也氏(JR貨物)
概要:
 運用計画とは車両や運転士などのやりくりの計画のことである。これらの計画作成はいまだ人手で行われている部分が多い。はじめに、貨物輸送と旅客輸送の違いを示しつつ貨物列車の運行の特徴とともに列車を計画し運行させるまでの業務の流れを紹介する。つぎに、列車運行に関わる業務のうち、機関車と運転士の運用計画について詳しく取り上げる。そして、JR貨物で行った運用計画作成システムの開発の内容および実務への導入に向けた課題について紹介する。
また、運用計画に関わる業務へのOR手法の適用に関するこれまでの研究について紹介する。

<16:20−17:40>
「PASMOでお買い物、電車でGo!」
田口 東氏(中央大学理工学部教授)
概要:
  通勤通学でよく利用される東京郊外の鉄道駅構内にある売店を取り上げ、商品が売れる状況を通常のPOSデータとしてではなく鉄道利用との関係に注目して整理する。売店利用客の母集団を、同時刻に駅にいる電車の乗降客と考えると、改札口通過記録によってそれを把握することが出来る。そして、
・乗降客を、利用が土・休日か平日か、乗車時か降車時か、年齢、性別、および対象期間中何回電車を利用したかを指標として、グループとする。
・交通データと結びつけることができた購買行動が、上記のグループによってどのように異なるのかを整理する。
 客を年齢層、乗車・降車回数などでグループに分けて売り上げをみたとき、売上構成比が大きい理由は
・その属性の人が母集団の中に多く含まれる
・その属性の人が商品購入のために店に立ち寄ってくれる割合が高い
である。ここで、電車利用に関係する指標を属性として取り上げることによって、電車乗降客が駅の売店を積極的に利用してくれているかを知ることができる。

<18:00−20:00>
懇親会(懇親会に参加される場合のみ懇親会費が必要となります。懇親会費:6,000円程度を予定)
会場は当日ご案内いたします。懇親会にご参加の方は、数理情報研究センター
suuri-common@nanzan-u.ac.jp)宛てにメイルでご連絡ください。