タイトル

南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター オープン・リサーチ・センター
「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」
2010年度第5回公開研究会

 内容

南山大学数理情報研究科・数理情報研究センターでは、文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」として、研究プロジェクト「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」を行っています。その2010年度第5回公開研究会を以下のとおり開催いたします。研究者、実務家の方々の参加をお待ちしています。

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■日時:2011年1月29日(土)14:30〜17:40
■場所:南山大学名古屋キャンパスJ棟1階特別合同研究室(Pルーム)
     〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18
     Phone/052-832-3111(代表)
     地図は以下のWEBページをご覧ください。
     http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html#01
■問い合わせ先:南山大学数理情報研究センター
〒489-0863
瀬戸市せいれい町27番地
Phone/0561-89-2081
E-mail/suuri-common@nanzan-u.ac.jp
■主催:南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター
     オープン・リサーチ・センター
  共催:南山学会
■プログラム
<14:30−14:40>
文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」、「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」研究プロジェクトについて 
研究プロジェクト代表者 伏見 正則氏(南山大学客員教授)

<14:40−16:00>
「人口減少に対応した動的施設再配置計画支援」
貞広 幸雄氏(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻准教授)
概要:
 近年の都市計画における大きな課題の一つとして、人口減少に対応する都市施設再配置がある。小中学校や各種行政施設など余剰となる施設の効率的運営には、既存施設の統廃合が不可欠である。施設配置計画立案では、地図や図表などに基づく定性的議論がよく行われる。この方法では、誰もが比較的参加しやすく、また、多様な視点からの施設配置評価が可能であるが、反面、客観性や理論性乏しく、最終案はやや説得力に欠けるという問題がある。あるいは、施設配置計画を空間的最適化問題として定式化し、その解を計画案とすることも可能である。この方法の場合、客観性は確保されるものの、定式や求解は専門家以外には困難であり、多様な要因を考慮した柔軟な計画立案はやや難しい。
 そこで本研究では、既存手法の問題を解決するために、新たな施設配置計画立案支援手法を開発する。特にここでは参加型計画立案を想定し、参加者に対して有用な情報提供を行うことに主眼を置く。

<16:20−17:40>
「ネットワークの形と意味について」
古山 正雄氏(京都工芸繊維大学理事・副学長)
概要:
 地域や人間によって形成される様々なネットワークの形や意味を、都市解析で用いられる3つの関数、√n、nlogn、定数Cを念頭において考察する。特に、n個の点を結合してネットワークを形成するとき、ランダムな結合、総延長が最小になるような結合、近隣性を重視した結合、を比較し、ネットワーク相互の構造の類似点、部分と全体の関係などを考察する。具体的には、ランダム結合における閾値関数としてのnlognの意味、最短木の長さと√nの関係、最短木を構成する辺と近隣木を構成する辺の比較に焦点を当てて考察する。

<18:00−20:00>
懇親会(懇親会に参加される場合のみ懇親会費が必要となります。懇親会費:6,000円程度を予定)
会場は当日ご案内いたします。懇親会にご参加の方は、数理情報研究センター
suuri-common@nanzan-u.ac.jp)宛てにメイルでご連絡ください。