タイトル

南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター オープン・リサーチ・センター
「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」
2010年度第4回公開研究会

 内容

南山大学数理情報研究科・数理情報研究センターでは、文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」として、研究プロジェクト「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」を行っています。その2010年度第4回公開研究会を以下のとおり開催いたします。研究者、実務家の方々の参加をお待ちしています。

-------------------------------------------------
■日時:2010年11月12日(金)15:30〜18:40
■場所:南山大学名古屋キャンパスJ棟1階特別合同研究室(Pルーム)
     〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18
     Phone/052-832-3111(代表)
     地図は以下のWEBページをご覧ください。
     http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html#01
■問い合わせ先:南山大学数理情報研究センター
〒489-0863
瀬戸市せいれい町27番地
Phone/0561-89-2081
E-mail/suuri-common@nanzan-u.ac.jp
■主催:南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター
     オープン・リサーチ・センター
  共催:南山学会
■プログラム
<15:30−15:40>
文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」、「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」研究プロジェクトについて 
研究プロジェクト代表者 伏見 正則氏(南山大学客員教授)

<15:40−17:00>
「交通事故多発箇所の抽出」
北澤 哲氏(愛知県建設部道路維持課)
概要:
交通事故死者数は全国的に減少傾向にあり、昨年は5,000人を切ったが、愛知県は死者数ワースト1位を5年連続で記録しており、本年度も10月7日現在ワースト4位である。交通事故対策は特に重点的かつ緊急的に取り組むべき課題である。対策箇所の選定に当たっては、交通事故統計により事故件数・事故率(事故件数を交通量と延長で割った指標)などを元に、交通事故が集中する特定の区間を抽出しているが、確率論的なアプローチに よる選定は、近年なされていなかった。一般に稀な現象である偶発的な故障・事故件数はポアソン分布に従うが、いくつかの県管理道路について、事故件数が同分布に従うか考察し、対策箇所の選定を行う。更に選定箇所の交通事故類型を分析し、対策を検討する。

<17:20−18:40>
「空間情報技術を用いた交通事故分析」
林 利充氏(国際航業株式会社環境・エネルギー事業部)
概要:
近年、交通事故は減少傾向にあり、平成21年の死者数は57 年振りに5,000人を下回った。しかし、平成30年を目途に 2,500人/年まで減少させるという目標に対して、今後も交通事故対策は必要である。本研究では、事故発生割合が多い交差点部に着目し、交通事故分析手法を提案した。従来は、事故発生状況を基に分析してきたが、空間情報技術を活用することにより、事故に繋がるヒヤリハットを効率的に捉え、事故の未然防止を図る。具体的には、マクロ分析として、民間プローブデータより事故が発生する可能性の高い箇所を抽出し、対策優先度の判定を行った。また、ミクロ分析として、全方位カメラを用いて交差点部における交通挙動を捉えた。

<19:30−21:30>
懇親会(懇親会に参加される場合のみ懇親会費が必要となります。懇親会費:6,000円程度を予定)
会場は当日ご案内いたします。懇親会にご参加の方は、数理情報研究センター
suuri-common@nanzan-u.ac.jp)宛てにメイルでご連絡ください。