タイトル

南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター オープン・リサーチ・センター
「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」
2010年度第2回公開研究会『救急システムの分析と改善』

 内容

南山大学数理情報研究科・数理情報研究センターでは、文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」として、研究プロジェクト「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」を行っています。その2010年度第2回公開研究会を以下のとおり開催いたします。研究者、実務家の方々の参加をお待ちしています。

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■日時:2010年7月31日(土)14:30〜17:40
■場所:南山大学名古屋キャンパスB棟B45教室
     〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18
     Phone/052-832-3111(代表)
     地図は以下のWEBページをご覧ください。
     http://www.nanzan-u.ac.jp/Information/access.html#01
■問い合わせ先:南山大学数理情報研究センター
〒489-0863
瀬戸市せいれい町27番地
Phone/0561-89-2081
E-mail/suuri-common@nanzan-u.ac.jp
■主催:南山大学数理情報研究科・数理情報研究センター
     オープン・リサーチ・センター
  共催:南山学会
■プログラム
<14:30−14:40>
文部科学省「オープン・リサーチ・センター整備事業」、「都市の持続可能な繁栄のためのインフラストラクチャーの最適運用計画の策定と普及」研究プロジェクトについて 
研究プロジェクト代表者 伏見 正則氏(南山大学客員教授)

<14:40−16:00>
「救急車システムの改善案に対する効果の試算について」
稲川 敬介氏(秋田県立大学システム科学技術学部経営システム工学科助教)
概要:
  高齢化や住民意識の変化などの理由により救急車の呼出し件数が増加し、近年の救急システムでは平均対応時間(現場到着までの平均所要時間)の遅延が問題となっている。このような現状に対応するため、本発表では救急車の配備場所や救急車の台数を変化させた場合のシミュレーション実験結果を紹介する。この実験から、より効果的な救急車システムの改善案について考える。
  また、平成24年を目途に現在推進されている消防業務体制の広域化を見据え、愛知県の尾張旭市と瀬戸市の救急業務を合併させた場合のシミュレーション実験をおこない、二市全体、または個別の対応時間の変化について検証する。これらの実験結果を基に議論することにより、将来の救急システムの効率化の支援を試みる。

<16:20−17:40>
「ヘリコプターを利用した救急業務のための最適配置モデル」
古田 壮宏氏(東京理科大学工学部第二部経営工学科助教)
概要:
  近年、ヘリコプターを利用した救急業務の実施体制の整備が進められている。ヘリコプターを利用した救急業務として、傷病者の緊急度の高いものやその傷病に対応できる病院までの距離が遠いものに対応することを挙げることができる。このとき、ヘリコプターは傷病者がいる救急現場に離着陸できない場合が多く、救急車とは異なり、直接救急現場に向かうことができるとは限らない。そこで、ヘリコプターを利用する際には、救急車との連携が必要となる。救急車は救急現場に向かい、傷病者を収容し、ヘリコプターの離着陸できる場所まで搬送する。ヘリコプターは、その場所から病院までの搬送を担当する。本発表では、効率的なヘリコプター救急システムの実現のために、ヘリコプターの離着陸場所と、ヘリコプターの配備場所を同時に決定する最適配置モデルの提案と、その配置結果の分析について述べる予定である。

<18:00−20:00>
懇親会(懇親会に参加される場合のみ懇親会費が必要となります。懇親会費:6,000円程度を予定)
会場は当日ご案内いたします。懇親会にご参加の方は、数理情報研究センター
suuri-common@nanzan-u.ac.jp)宛てにメイルでご連絡ください。