編集後記

数理情報学部数理科学科では、経営学部情報管理学科の精神を受け継ぎ、 卒業研究を重視しています。 そのため、学生は卒業論文を提出するだけではなく、 卒業研究を発表する必要があります。 人前で発表するのは勇気のいることですが、 今後社会に出たとき必ず役に立つと思っています。 そういった学生の努力を広く知られる形として残すため この卒業論文要旨集は刊行されることになりました。

今年度も相変わらず就職氷河期で、 数理科学科の 2 期生の多くは就職活動と卒業研究の二足のわらじで がんばらなければなりませんでした。 それでも夏休み頃からは卒業研究に専念できるようになり それまでの成果をまとめて中間発表を行いました。 その後、中間発表で指摘された点を改善しつつ、 卒業研究の質を高めて卒業論文を完成させたわけです。 卒業研究発表会は 1 月 20 日に行なわれましたが、 そういった状況にも関わらずほとんどの学生がしっかりした発表をこなしました。 Webで公開されている要旨はこの発表会での予稿を元に 各人 2 ページずつ(共同研究の場合は 2 ×人数 ページ)に まとめたものです。 これをご覧いただければ学科での教育状況が分かってもらえるでしょう。

最後になりましたが、中間発表、卒論発表会、要旨集作成にご協力頂きました教員、 事務職員の方々に感謝いたします。

2005年3月7日

卒業研究発表会実行委員会
宮元 忠敏
陳 幹
佐々木 美裕


数理科学科 卒業研究発表会実行委員会 < gr-thesis@ms.nanzan-u.ac.jp >