2006年度卒業論文要旨集の発刊にあたって
〜卒業研究発表会,開会式挨拶から〜


みなさん,おはようございます.

今日は卒業研究発表会,皆さんが主役となって4年間にわたる情報通信の勉強 の総決算をしてもらいます.学生生活のクライマックスですね.卒業研究では いろんな経験をしたことと思います.これまでの受身の勉強から変わって,自 主的に研究計画を立て,自ら考え,自ら実行することが必要でした.私たちは, この卒業研究を通じて,みなさんが新しい発見をしてくださったことを期待し ます.英語や数学などの基礎科目は本当に大事なんだなとか,自分はプログラ ミングが苦手と思っていたけど,論理的思考力では負けていなかったので,案 外と自分はできるのだなあとか,これまで見えていなかった自分の内と外の両 方の世界が見えて来たのではありませんか.

わたしはマラソンのQちゃんのファンですが,彼女が小出監督から離れてから は振るいません.チームQというグループで頑張っているようですが,北京オ リンピックに出場できるかどうかは,自分の能力,特徴,体力の限界などを, どこまで把握して練習できるかにかかっているものと思います.

みなさんは,卒業研究の経験を通じて得た自分の能力,特徴,体力の限界など に関する認識を活かし,卒業後は社会人として大いに活躍して,人生の勝利者 になって欲しいと願っています.卒業研究の結果からベンチャービジネスのシー ズが生まれたら,それは最高です.皆さんの発表が楽しみです.なるべく多く の皆さんの発表を聞かせてもらいたいと思っています.頑張ってください. 簡単ですが,私の挨拶といたします.ありがとうございました.


2007年3月1日
情報通信学科長 稲垣 直樹