南山大学 理工学部・理工学研究科・理工学研究センター

学科 河野研究室

河野研究室

ビッグデータの製品•社会活動への活用技術

スムーズな交通を実現するには?

大規模なデータの集合体「ビッグデータ」。その活用に重要な役割を果たすのが 「データマイニング」技術です。たとえば高速道路で、超音波センサーやETC、カメラ によって収集•蓄積されるデータをもとに、円滑な交通を実現する交通情報を提供 します。一事故•故障•落下物などの突発事象が起きたとき、渋滞を解消するまでの障害継続時間を予測する一このように、データベースに蓄積されたデータの記録から、 アルゴリズム(手順)に基づいて「パターン」や「知識」を獲得する技術なのです。

ビッグデータをモノづくりに活かせる技術者に

データマイニング技術は、検索エンジン、通販サイトのおすすめ商品通知、客層に応じた店のメニュー・商品選定 などにも活用されています。しかし、便利さの裏側にはリスクもあります。検索エンジンでの入力単語やスマートフォ ンのGPSは、利用者の個人情報や行動履歴を収集します。そこで、のぞき見を防ぐ「暗号化」や、個人特定につな がる情報を取り除く「匿名化」により、プライバシーを保護しながらデータマイニングを行う技術も、私の重要な研 究テーマの一つです。いずれにしても、人や物の状態を各種センサーで測定し、蓄積されるビッグデータを活用するためには、データマイニング技術は不可欠です。データ活用とモノづくりの両方を習得できる学科での学びは、みなさんの将来の可能性をきっと広げてくれるはずです。

担当教員

kawano_00.png

 河野 浩之 教授

〔専門分野〕
 情報システム

ページトップへ